聴神経腫瘍とボク#2【腫瘍との出会い編】

お世話になっております。

だんのマンです。

 

今回は僕の大事な個性のひとつ

聴神経腫瘍の発覚・診断されるまで

についてお話ししようと思います。

 

まさか人類の中でも

究極の健康体を目指す

十種競技選手の自分が・・・。と

目も耳も疑いました。

(言葉にするととても言い辛いのですが

 噛まずに言えるのも文章のいいところですね。)

 

それでは僕と聴神経腫瘍の出会いについて

どうぞお付き合いください。

 

 

始まりは突発性難聴

 

2014年の終わりも近づく

冬の寒い寒い日でした。

深夜に突然右耳に

すさまじい耳鳴りが響き

跳び起きました。

 

「!!??」

 

と突然すぎてパニックになりそうなところを

自慢の腹筋でグッと我慢し

小一時間で収まってきたので

不安になりつつも、もう一度寝ました。

 

翌日、耳鳴りの強さはマシになっていましたが

以前「キーー・・ン」という

高音の耳鳴りが続いています。

 

さすがに怖かったため

近くの病院(耳鼻咽喉科)へ

診察を受けに行くことにしました。

 

診察結果

 

診察で、自身の状態を説明し

聴力検査を行いました。

 

聴力自体は

耳鳴りの音のためで

小さいボリュームや

ある周波数の音が聞き取りにくい程度で

日常の会話レベルでは全く問題ありませんでした。

 

診断結果は

突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)

という診断でした。

 

突発性難聴は1944年 De Kleynにより初めて報告された

 

突然に原因不明な内耳性の感音性難聴が発症する疾患である

発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間

語ることができるほど突発的である

(たとえば「朝、起きたら」とか、

「図書館に行く前はなんともなかったのに、

図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」など)

 

ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは

突発性難聴とはされない

随伴症状として耳鳴りや耳閉憾を伴うことが多く

半数程度の患者は発症の瞬間には強いめまいを伴うが

強いめまいは1回だけであり、

強いめまいを繰り返したらほかの疾患の可能性を考える。

 

原因は不明であり、かつ原因が不明であることを本症の定義とする。

 

したがって単一の疾患とは限らず

突発性・原因不明を条件とした感音性難聴を一括した疾患群である。

再発は無く、再発の場合は突発性難聴以外の他の疾患を疑う

 

原因がわかるものは突発的な難聴であっても、

本症とはせず、原因にしたがって診断名をつける

当初は突発性難聴と診断されても、

その後に原因が判明すれば診断名を変更する

(Wikipediaより引用)

 

わかりやすく言うと

「何が原因かわからないけど

何らかの原因で難聴が起こっていますね。」

っていうことでした。

 

突発性難聴の治療

 

突発性難聴は

・ストレス

・内耳循環障害

などの影響で起こるのではないかと

言われていますが、未だに明確な原因は不明です。

 

また、発症後2週間を過ぎると

治癒の確立が大幅に低下するため

違和感を感じたら早期受診を強くお勧めします。

1週間以内の治療では治癒確率は

概ね良好とのデータがあるようです。

 

点滴や投薬により

血流改善・代謝を促進し治療を行います。

 

僕も治療を行っていく中で、少しずつ耳鳴りや

聞こえにくさが軽減されていきました。

 

しかし

その耳の状態に慣れたのか

症状が改善されたのかは分かりませんでした。

 

また、完全に改善はしませんでした。

(難聴・耳鳴りは継続している状態)

 

また、担当医と話をしていく中で

万が一の可能性を考え

より大きな病院でMRIを撮影し

脳内に異常がないか

一応検査しようということになりました。

 

大きな病院でMRIだけ撮って

その撮影データを担当医に

見てもらい、診断してもらうという流れです。

 

あの時の先生の判断がなければ、気づかずに

そのままほったらかしていた

と思います。

 

聴神経腫瘍と診断された日

 

というわけで、突発性難聴の治療を行いながら

大きな病院でMRIを撮影し、担当医のところへ

検査結果を持っていく日が来ました。

 

待合室で待ちながら

名前を呼ばれるのを待ちます。

 

「ダンノマンさ~ん。お入りください。」

 

と看護師の方に呼んでいただき

診察室に入ります。

 

流石に自分に限って何もないだろう

とは思いつつも、少しドキドキしながら扉をあけました。

 

部屋に恐る恐る入ると

 

 

 

↑頭を抱える先生(イメージ図)

 

 

 

いや、絶対なんかあるやん!!!!!

 

多分ぼくのリアクションやんそれ!!

 

 

ぼく「・・・。なんかあったんですか??」

 

 

担当医「・・・。うん・・・。」

 

 

逆や逆!!!

 

その反応、ボクのん!!!

 

 

落ち込むのぼくのリアクションやん!!!

 

とらんといて!!

 

と心の中で2014年一番のツッコミ

行っていたおかげで不思議と冷静に

脳(聴神経)に腫瘍がある

という事実を受け入れられました。

 

名医すぎる。

 

 

聴神経腫瘍の治療とこれから

 

頭を抱えた主治医のモニターには

僕の脳内が映し出されていました。

 

*実際の僕のMRI画像です

 

明らかに異質なものが映り込んでいますね。

間違い探しだとラッキー問題に分類されるでしょう。

 

 

この部分が聴神経腫瘍になります。

デカいですね。

当初受診したときは

直径2.2cm程度

 

手術を行う前日(2016.10.30)のMRIでは

直径2.5cm程度に成長していました。

 

聴神経腫瘍の治療

 

 

僕の脳内に巣くっていた

 

たこ焼きマントマンについて

 

 

担当医とこれからの話をしていきました。

 

治療方法としては

・経過観察

・摘出手術

・放射線治療

の3つがあると説明を受けました。

 

そして、僕はまだ若く(当時23歳)

細胞の成長速度も早いため

いずれは聴神経腫瘍が脳幹を圧迫

最悪死に至る。

摘出手術をする必要がある。という話になりました。

 

まさかまだ若いぼくが

「死」について考えなければならないとは

とてもショックで少し言葉に詰まりました。

 

しかし、適切な処置を行えば

ほとんど命に別状はないとのことです。

 

ということで善は急げと

摘出手術を受けます!

と言おうとしたところ

 

さらなる衝撃究極の選択

僕を待ち受けていました。

 

 

続きはまた次回!

 

続き

 

聴神経腫瘍とボク#3【究極の選択編】

 

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dannoman

だんのマンです。 陸上十種競技マスターズ日本新記録保持者 SASUKE2018に出演 2016年に脳腫瘍(聴神経腫瘍)の手術を行い、「術後、競技スポーツはできない」と診断されてから半年で十種競技に復帰し、マスターズ日本記録を更新しました。 みなさんの人生をより一層楽しむためのお手伝いができればと思っています。

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1件の返信

  1. 2018年10月20日

    […] 突然脳腫瘍(聴神経腫瘍)と診断され […]

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